キャンバスのように

FRANK LEDERの最新アイテム。

FRANK LEDERの定番ビンテージベットシーツリネンアイテムとオーガニックコットンアイテムにスペシャルな味付けをしたペイントエディション。デザイナー自身が手掛けるために、どのアイテムも全く同じものは存在しません。

ビンテージベットシーツ:何年にもわたって、ボタン、ファブリック、トリミング、ロープなど、ドイツ全土で、興味深いアイテムを探す人々との関係を確立してきたデザイナーは、ドイツ政府から払い下げられたヴィンテージのシーツが誰にも興味を持たれずに倉庫に保管されている情報を友人から得て、このデッドストックを使ったアイテムを作り始めました。最近ではまずビンテージファブリックにたどりつくのが非常にまれになっており、このシーツには1960年代にドイツでドイツ軍と民間防衛のために生産されたというストーリーがあります。

もともとの使用目的や機能が時代遅れで不要になったシーツを使って、それらをハイエンドのファッションコレクションへと変貌させることは、デザイナーにとって非常にサスティナブルな方法(持続可能な方法)でもあったのです。

FRANK LEDERからのコメント

キャンバスにインダストリアルペイントを施す友達のアーティストを訪れた際にこのアイデアを思いつきました。全ての商品がユニークで芸術的になるように、スクリーンプリントと、色を使った実験をしたかった。

なぜならマーケットにはまったく同じに見える洋服がたくさんあるから。

キャンバスを使う代わりにガーメントを使用しインダストリアルペイントの代わりにスクリーンプリントのインクを使用しています。最初は異なる色を並べてプリントするなど実験を重ねて、最終的に、同じ系統の色を使うことに決めました。それはもっと力強い印象になったから。

このテクニックを使うことによって全ての洋服がそれぞれ少しずつ違って見えます。同じ系統のカラーを使っていますが、5種類の違うトーンになるように私がオリジナルで配合したカラーです。

それぞれのアイテムはフロント部分に、トーンの違うカラーが隣合わせで並ぶようにペイントしました。一品一品、私が一人で、ハンドペイントで仕上げる工程により、色の混ぜ方、インクの量、プリントの範囲、ボタンと並ぶ位置など、一つ一つが違うキャラクターを持つ1点もののアイテムに仕上がりました。

ファッションデザイナーが自身でプリントを施すことは最近あまり見られません。職人だけです。それを特別に思ってくれると嬉しいです。

プリント部分でないところについているインクはハンドプリントの工程で生じる、アーティスティックな魅力の一つととらえてください。                             

 

 4色のバリエーション。

ぜひ、店頭で。

 

TEAM55