FRANK LEDER アーカイヴⅡ
今日も、思い出のコレクションから
2004年の春夏
メンズパリコレクションでの発表方法
ドイツに帰りたてのころは、
パリで展示会をしていました。
その時の写真がこれ、
小さなハコ(部屋)だな~と思われますが、、
実はこれは、トラックの中。
案内状には、住所は書いておらず、
マレの道でみつけたら、運転席をコンコンしてください、的な、、、。
ちょくちょく移動します、という。
いや~、
これは困った、のプレス泣かせ。
ここにいる、と道の名前と時間帯、ひとつだけでも決めてくれ~~
のリクエストに、返事が来まして、
パリコレに行っていらっしゃるバイヤーさん、ジャーナリストさんに
伝えました。
そして、パリコレは終わり、、、
届いた数件の苦情、
トラックはあったけど、誰もいなかったやんけ~と。
まったくもって、、、もしわけありません、。としか。
この時のタイトルは
IMPORT-EXPORT
どこか怪しげな男が販売する洋服。
フランクの言葉、
「怪しげな販売業者、僕はいかがわしい雰囲気の男に愛着がある。
一般的にとても素敵!といったコーディネイトとは言えない
アイテムの組み合わせ、カラーの合わせ、
そこがまさに僕の好きな点。
こういった理由から今回のコレクションは合わせるのが少し難しい。
この難しさが今シーズンのテーマです」と。
そして、これも印象深いコレクション
2006年春夏
展示会案内状、見てください。
いやいや、
どこやねん、
行けるわけね~やん、な場所です。
父/母が生まれた土地でした。
テーマはBACK TO THE ROOTS
メンズには父の名、ウィメンズには母の名のネームタグが付いていました。
だから、まったく関係ないパリで、展示会を開く意味がない、と
パリでの発表を止めたシーズン。
世界のバイヤーも、日本以外、
ベルリンに行かないとみることができないブランド、と
なったわけです。
このコレクションの含むところは、
フランクの言葉
「私と私の両親との関係をより繊細で巧妙に表現した。
たくさんの重ね着により、隠された部分は一見することができない
しかし、感覚として感じることができるはず。
それは人と人とのリレーションシップ、
特に両親とあなたの関係のように。」
こんなインスピレーションで洋服が形作られていってます。
どのシーズンにもストーリーがあるのですが
明日は、3部作が話題になったHINTERLANDなどを
ご紹介したいと思ってます。
そして、最後は、
FRANK LEDERを好んでいただいているバイヤーさん、お店さん、
みなさん、この思索的な、ときに小説や映画のような
かかわることで、自身のストーリーが生まれる感覚を
楽しいと想う方々が携わって下さっています。
そんな方々が企画するPOP -UP な3日間
まずは巡業前半戦、
ぜひ、お店へお訪ねください。
FRANK LEDERとSHOP のコンセプトが交わる先を
感じてきてくださいませ。
東京・吉祥寺
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