FRANK LEDER AW 2018 COLLECTION STORYなど。
タイトルは「MEUTEN(モイテン)」
大戦下に反戦活動をした若者たちのグループに刺激をされて
コレクションは作られました。
MEUTEN ドイツ語 = 英語ではPACK
ストリートギャングのグループという意味で使われますが、、
今回は 同一行動をとる集団、、という意味が近いですかね、、
今回の3つの過去実在したグループが参考になっています。
*ケルンのEDELWEISSPIRATEN
*ハンブルグのSWINGJUGEND
*ライプティヒのLEIPZIGER
とくに最後のライプティヒのグループを主にしたようです。
みな若き男女のグループで、1930年代から1940年
政権に抵抗し、体制を享受することなく、反戦を主張し、
それぞれがグループなりのやり方で抵抗を試みていたそうです。
抑制される中、独自のユニフォームを着用して
音楽であったり、踊りであったり、
壁へのペイント、チラシ配り、、、
ハイキングへ行ったり、、、
(ハイキング?ここがちょっとドイツっぽいと思いましたが、、、)
その時代のドイツで、強大な力が席巻するあの国で、
このように若者が若者らしい活動で
反戦行動を起こしていたことなど、、
今回まで、まったく知らずにいました。
きっと戦況が複雑に、過酷になるにしたがって体制に阻まれ、
消滅したであろう、、と歴史から想像します。
そのときの写真などは、こちらグーグル先生で、検索して
画像をみてみてくださいませ。
その上での、コレクション。
今回は3つのグループで提案です。
いつものようにMAIN LINE があり、
加えて;ARCHIVE EDITION
そして;VINTAGE FABRIC EDITION
新たなアイテムとしてTAILORED SET が2パターン
メインラインの一品は昨日紹介しましたので、
アーカイヴ エディションより。
アーカイヴ エディションは過去のシーズンでアイコニックなガーメントを選び
それをブラック一色で再生したアイテムです。
それぞれに、そのシーズンのイメージフォトプリント付のトートバッグが付いてきます。
このバッグが付いてくるのは、2005年に発表したコート
メタルの付いたステッキがアレンジされています。
ヴィンテージファブリックエディションは
ともかく、ミックス。
10年以上使用してきたヴィンテージの生地をパッチワークのように
組み合わせて作ったガーメントがそろいます。
ただ、ヴィンテージ生地なので、大量にそろいません。
グローバルで20着限定、、みたいなものが多いです。
先日のシャツもそうでしたが、
このジャケットも人気です。
フランク リーダーらしい、ツィードの組み合わせ
グレーの素材感とカラーグラディエーションがならではです。
右の彼が着用しています。
FRANK LEDER のコレクションでは、ヨーロッパの文化や歴史、人々のこと、
遠く離れた世界のほんの欠片だけど、知ることになります。
それは、日本という国ではなかなか知るきっかけがないことだったりします。
もし、すこし、興味がもてたなら、
ネットでも本でも、その奥にあることやものを調べたりしてくれたら、
知ることから、知識へと変化して、
あなたも少し変化するかもしれません。
それもまたこのブランドの醍醐味かな、、、なんて、
思ったりします。
ぜひ、お近くのフランク リーダー取り扱い店をお訊ねください。
info@mach55.com
それでは、最後に彼らのスィングぶりを。
あ、初めてのテイラードスーツについては、また、今後。
M