春夏商品 S.E.H KLLEY から。

今日はS.E.H KELLYよりのご紹介。

ジャケットに特化してご紹介したいと思います。

SEHK は3型のジャケットを販売しています。

簡単には

SB1  1つボタン

SB2  2つボタン

SB3   3つボタン

それぞれ、

シーズン毎に細部にアップデイトがかかっていて、

またシーズン毎の素材感で、印象がちがったります。

今春夏でいいますと、3種類の生地を使用

SB1  LANCASTRIAN UNION HOPSACK 生地使用

         重厚な印象のホップサックリネン。実は通気性が高く、春夏にはもってこい。

SB2  NORTHERN IRISH PINPOINT LINEN生地使用

  北アイルランド産、3色の細いリネン糸で織った生地で、まだら模様のような見栄がかりに。

SB3  SOMERSET TOW-PLY WORSTED 生地使用

   1930年代の生地を見本に当時とまったく同じ機械、手法で織った上品なクラシックテイストのウール生地。

 

f:id:hynm_mach55:20170829180252j:plain

 

f:id:hynm_mach55:20180226143313j:plain

 

f:id:hynm_mach55:20180226155706j:plain

 

  

 

3つに共通するディテールは

襟部分、ラペル部分に施されている手仕事、

boutonnièreブートニアホール(花を挿す! いるかなジャパメン)と

ラペルの裏のその花を押さえるチェーンステッチ。

f:id:hynm_mach55:20180226120130j:plain

あと、共通はホーンボタン。

現在、イギリスでは最後の一つとなっている工場でカット、シェイプ、研磨されているボタンです。もともとは、 ミッドランド地方の伝統を継承しており、18世紀、お肉の市場だったことからはじまって、ボタン工場が多い地区でもありました。

しかし、時代の流れで、今や1軒となってしまったそうです。

じゃ、日本はどうなんだろう。

グーグル先生に聞きましたところ、どうも、ホーンボタンの歴史はあまりないようで、

貝ボタンには歴史があるようです。今でも残っているようですが、ただ、ほとんどが樹脂によるボタン生産が主要となってしまっているようですね。

自然のものを使って生産することの難しさを感じます。

 

SEHKのボタンを見ていると、ホーンボタンのプラスチックにはない、しっとりとした質感、なんとなく感じていただけるのではないでしょうか?

 

SB1 は襟とラペルを留めるダックステッチ(バツに縫われてステッチですね)、

にも手仕事を見てとれます。

f:id:hynm_mach55:20180226120126j:plain

 

袖のボタンは、通常より、ほんの少し上めに。いずれもフロントのボタンと同じ数。

f:id:hynm_mach55:20180226120159j:plain SB1

f:id:hynm_mach55:20180226120629j:plain SB2

f:id:hynm_mach55:20180226155727j:plain  SB3

 

シルエット

SB1:  ボックスシルエット で一番カジュアルに着ることのできるスタイル。

SB2:  着丈を少し長く、シェイプを少し利かせて、少しフォーマルにも見えるスタイル。スタンダード。  

SB3: 3つの中で一番クラシックなスタイル。一番シェイプが利いていて、着丈も長い。

 

SB2の両サイドのポケットはフラップポケット

f:id:hynm_mach55:20180226120428j:plain

 

f:id:hynm_mach55:20180226120452j:plain

 下の写真は、フラップポケットをインした様子。

綺麗に入ってますよね。

これは、このように、少しずらしてフラップをつける気遣い設計です。

f:id:hynm_mach55:20180226120517j:plain

 

SB3の両サイドポケットはパッチポケット、プラス、グローブポケット。

イギリスらしいディテールかな、と思えるところ。

 f:id:hynm_mach55:20180226155639j:plain

 

というわけで、今日は違いを抜き出してみました。

いかがでしょうか?

 

さて、今シーズンの一番人気はどれだったでしょうか?

 

答え、今シーズンはSB2 です。

 

素材感もあるので、シーズンによって変わったりします。

 

ブリテッシュスタイルのモダンバージョン、

ぜひ、3種類、お店で着用してみてください。

 

M