一品紹介 No.10
おおお10ブランド目です。
今日はバッグ続きでCHARLIE BORROW チャリー ボロウ
イギリス、ロンドンのイーストにワークショップを構えるバッグブランドです。
そこで、一人で革の状態から商品にするまでをやっています。
昨年、初来日を果たしたので、皆様にも東京日記を
読んでいただい、あのチャリーです。
これを1年使い込むと、こんな感じになります。
やわらかくなり、色に深みが増してきます。
デザイナーいわく、「修理し続けて、ずっとずっと使えます、
ずっとずっと相棒として使ってください。」と。
ときどきチャーリー ブラウン、とマジで無意識に間違われます。
つい、チャリーといえば、ブラウンが口についてでる感じなんでしょうね。
わかります。
間違われると、すこし、なんだか相手に対してあったかい感じになる間違いです。
小さい頃、このペーパーバッグを持ってました。
スヌーピー仲間の中ではライナス(下の真ん中)が好きでした。
これです、これです。
このサイズ感と紙質が、異国のものっぽくて好きだったんですよ。
こちらのHPで見つけました。今も古本として売っているようです。↓
神田神保町 小宮山書店ブログ 古本古書買取 新入荷品・写真集他 » PEANUTS のペーパーバック
よくみたら、2011年の記事でした。まだ、あるのかな~~。
さて、話をもどし、チャーリーの春夏の一品は、
3mm 厚さのオークバークなめしをかけたレザーを使って、
チャーリーが手作業で作りあげる小さめのショルダーバッグ、
新作です。
これは、昨年、東京に来て、バイヤーさんたちとコミュニケーションを持った中で、
うまれた商品です。
アップするとレザーの厚みと白く粉が浮いているレザーの特徴が良くみえます。
ディテールを見てください。
もちろんのこと、手縫いです。
内側にストラップのが通ってますので、これを抜くと
クラッチにもなります。
あら、ストラップはベルトにもなるのでは?
コッパーのリベトは手打ち
開け閉めはデザインにも落としこんだ少し長めのストラップに
ブラスの留め具とパーツ。
この写真、ブライドルレザーの特徴が良く見えています。
白く浮き上がる粉のような表面。
これが長い時間をかけてしみこませたロウが出ているあかし。
使い続けることで、
染み入り、染み入り、いい感じの具合になるのです。
チャリーが使っているオークバークなめしのレザーは天然なもの
(オークバーク<ブナ科で楢や樫の木>とミネラル水のみ)を使い
18ヶ月もかけているといいます。
手作業で色付けし、オイルとグリースを混ぜたもので熱硬化させることで
色を付けているそうです。
なんといってもしっかりとした堅牢なレザーなので、
時間を掛けて使ってください。
なにごとも、瞬時な現在。
手元にずっといる相棒も、たまにはいいんでは?
靴とバッグ。
お気に入りで長く使うには、やはり愛情という手入れが必要です。
時々、
靴のかかとが擦り切れていたり、
(あ、それ以上行くと修理不可能になりますよ、とおもうときも)
バッグのある部分の革がはげて、下の素材が見えていたり、
これは、顔に食べかすが付いているのと同じ感覚。
毎日鏡をみるように、
靴やバッグにも、
目線を。
愛着を持って手入れをすれば、どんなものでも、
どんなに古くても、そのものが貴方の印象を下げることはありません。
せっかくの愛用品、大事にしてくださいね。
M