一品紹介 No.10

おおお10ブランド目です。

 

今日はバッグ続きでCHARLIE BORROW チャリー ボロウ

イギリス、ロンドンのイーストにワークショップを構えるバッグブランドです。

そこで、一人で革の状態から商品にするまでをやっています。

 

昨年、初来日を果たしたので、皆様にも東京日記

読んでいただい、あのチャリーです。

f:id:hynm_mach55:20180124183503j:plain

これを1年使い込むと、こんな感じになります。

f:id:hynm_mach55:20170308134926j:plain

やわらかくなり、色に深みが増してきます。

デザイナーいわく、「修理し続けて、ずっとずっと使えます、

ずっとずっと相棒として使ってください。」と。

 

 

ときどきチャーリー ブラウン、とマジで無意識に間違われます。

つい、チャリーといえば、ブラウンが口についてでる感じなんでしょうね。

わかります。

間違われると、すこし、なんだか相手に対してあったかい感じになる間違いです。

小さい頃、このペーパーバッグを持ってました。

スヌーピー仲間の中ではライナス(下の真ん中)が好きでした。

f:id:hynm_mach55:20110316140911j:plain

これです、これです。

このサイズ感と紙質が、異国のものっぽくて好きだったんですよ。

こちらのHPで見つけました。今も古本として売っているようです。↓

神田神保町 小宮山書店ブログ 古本古書買取 新入荷品・写真集他 » PEANUTS のペーパーバック

よくみたら、2011年の記事でした。まだ、あるのかな~~。

 

さて、話をもどし、チャーリーの春夏の一品は、

 3mm 厚さのオークバークなめしをかけたレザーを使って、

チャーリーが手作業で作りあげる小さめのショルダーバッグ、

新作です。

f:id:hynm_mach55:20180126112159j:plain

これは、昨年、東京に来て、バイヤーさんたちとコミュニケーションを持った中で、

うまれた商品です。

アップするとレザーの厚みと白く粉が浮いているレザーの特徴が良くみえます。 

f:id:hynm_mach55:20180126111852j:plain

ディテールを見てください。

もちろんのこと、手縫いです。

f:id:hynm_mach55:20180126111927j:plain

内側にストラップのが通ってますので、これを抜くと

クラッチにもなります。

あら、ストラップはベルトにもなるのでは?

f:id:hynm_mach55:20180126112019j:plain

コッパーのリベトは手打ち

f:id:hynm_mach55:20180126112042j:plain

f:id:hynm_mach55:20180126112214j:plain

開け閉めはデザインにも落としこんだ少し長めのストラップに

ブラスの留め具とパーツ。

f:id:hynm_mach55:20180126112054j:plain

 この写真、ブライドルレザーの特徴が良く見えています。

白く浮き上がる粉のような表面。

これが長い時間をかけてしみこませたロウが出ているあかし。

使い続けることで、

染み入り、染み入り、いい感じの具合になるのです。

 

チャリーが使っているオークバークなめしのレザーは天然なもの

(オークバーク<ブナ科で楢や樫の木>とミネラル水のみ)を使い

18ヶ月もかけているといいます。

手作業で色付けし、オイルとグリースを混ぜたもので熱硬化させることで

色を付けているそうです。

 

なんといってもしっかりとした堅牢なレザーなので、

時間を掛けて使ってください。

なにごとも、瞬時な現在。

手元にずっといる相棒も、たまにはいいんでは?

 

靴とバッグ。

お気に入りで長く使うには、やはり愛情という手入れが必要です。

時々、

靴のかかとが擦り切れていたり、

(あ、それ以上行くと修理不可能になりますよ、とおもうときも)

バッグのある部分の革がはげて、下の素材が見えていたり、

これは、顔に食べかすが付いているのと同じ感覚。

毎日鏡をみるように、

靴やバッグにも、

目線を。

愛着を持って手入れをすれば、どんなものでも、

どんなに古くても、そのものが貴方の印象を下げることはありません。

 

せっかくの愛用品、大事にしてくださいね。

 

M