ディア ディアレザー
おやじギャグのようですが、、
本日は鹿革に敬意をこめて。
現在、企画展として取り上げてくださっている、
グラフペーパー御店でもフォーカスしていただいている素材。
全国つつうらうら、FRANK LEDERのいかシタ販売店でも
この冬、注目なニューアイテムのひとつです。
実際に手元で見ていただく前に、
こちらで、一度、じっと、見てくださいまし。
ちょいと光の関係で、色がマチマチですが
ヌメの良い色をしています。
こちらはサンプルのため、ショールームで陽をあびて、
すこし、色が濃くなったいたりもします。
フランクの言葉、
「新しい鹿革は、自然の葉っぱ、枝と植物エキス、
そして生物学的に自然な方法で染めたものです。
虫刺されや撃たれた銃弾の穴、トゲなどで付いた傷が
皮膚に残っているのをあえて、自然なものとして残しています。
この革は私のアイデアをもとに、
特別に小さな家族操業のタンナーで作ってもらったものです。
非常にレアな、強烈に対価がかかるものですが、
とても美しい革だと私は思うのです。」
フランク リーダーがこの革を入手している先は、
昔ながらの猟師が持ち込んだ革だけを
伝統的な製法で鞣している、
小さな小さななめし工房です。
こんな山奥で、
コツコツ時間をかけて鞣していて、
もう、こんな風に、昔の製法でハンドでやっているのは
ここしか残っていないそうです。
何度か、ご覧いただいたルックブックでも
コートとボンバージャケットを紹介していますが、
ヌメに近い色目は、
時とともに、色が濃くなり、
体になじみ、
ゆうに、20年は着ることができるはずです。
いや、おじぃちゃんになるまで、
何年でも、時をともに過ごしてください。
おじいちゃん、
アウター、
ベルリン、
からの連想で、これ。
ヴィム ベンダースの映画です。
単純な思考では、ございますが、
フランク リーダーを好きな方、
一度、見てみてくださいね。
今から思えば、
ベルリンの印象はこの映画から始まっていたような気がします。
Graphpaper さんの企画展は10月16日まで、
この映画にも通じる、静けさの感性をも感じる空間になっています。
あなたにも羽が見える?かも。
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