GALICIA のつづき
GALICIA " ( GALIZIEN ) Ⅱ
第2部はガリツィアからの旅。
夢を求め、長い旅路を全財産をもち旅する人たち。
行先も様々。
船、鉄道、バス、その旅の行程を想像するコレクション。
その中でも夢の国アメリカに渡った人にフォーカスを当てています。
第1部で、ガリツィアの暮らしを紹介し、
その土地から四方八方に散っていった人々、
1890年代ごろの話です。
前回の説明にあったように、
中でもアメリカに渡ること、
それが最大、最良の選択だったようです。
たしかに、第1次大戦がはじまりことで、
その選択は、とくにユダヤ系の方々には、
大変な意味を持つことになったと想像します。
今までの人生を全て身に着けて旅する人が出会った、
船移動の、港湾労働者、船員のようなスタイル、
鉄道移動の、鉄道信や国境警備の人のようなたたずまい、
バス移動の、埃っぽい色合い、
何もない、長く、厳しい道のりへの哀惜、、
など。
ルックブックに登場したのは、前回のモデルと同じひと。
旅にでるのに、身なりを整え、
ひげをそり、一張羅を着てでる、、
そんなことからの、、、で別人のようです。
旅を裏テーマにしているので、
ディテールにこのような表現も。
こうして、
出発と憧憬、寂寥と期待、、
様々に、人の交差が織りなすコレクションは
日本人の我らが、知りもしなかったGALICIAの歴史を
少しだけ身近に感じさせてくれました。
会津藩が御取りつぶしになって、
人々が新境地を探して旅をした時も、
そうだったのでしょうかね。
いや、ちょっと違いますね。
ということで、ガリツィアの回はこのシーズンで完、となりました。
ご清聴?ありがとうございました!!
さて、今秋冬の商品もすっかり、店頭に入っております。
すでに、FRANK LEDER の鍵を手に入れていただいたあなたには、
次の旅行計画に、
検討の時だけでも、
ちょっと、ベルリンも候補に入れていただければ、
さいわいです!
よい週末を!。
M