EMMA GREENHILLの物語

今週末から、

今度は、EMMA GREENHILL週間。

一足お先に、先日、高松のウィ フォワイエさんでご紹介いただき、

とても好評のうちにスタートを切れました。

まずは、ウィフォワイエの皆さま、お客様ありがとうございます!

バトンを受けまして、

ここから東京巡業が始まります!

 

まだまだご存じない方が多いとおもいますので、

一度、真剣紹介!させていただきます。

 

EMMA GREENHILL エマ グリーンヒル は

デザイナーの名前。

 

エマさんは、イギリスのブライトン大学卒業後

ELEY KISHIMOTOのマークさんと同じ大学ですね、、)

ファッションビジネスの世界に就職。

その後、長きにわたって、デザイナービジネスの裏方さんを

努めてきた人です。

PRやクリエィティブグディレクターなど、

携わったブランドは、

 Hussein Chalayan、Julien MacDonald、Luellaなど。

ロンドンコレクションでの先鋭ブランド軍をサポートしてきました。

 

そして、

彼らの勧めもうけ、満を持して

自身のもっとも湧き上がる情熱を表現できる

絵、ペインティングをスカーフにしたブランドを始めたのです。

2014年のことです。

 

プリントは、彼女の頭の中に浮かぶ物語が絵となって表現されています。

まずは、今、お店に並ぶシーズンの彼女の頭の中に浮かんだストーリーを

ご紹介したいと思います。

 

少し、長めですが全文紹介。

Percy Paisley and a Zebra named Zee

ペイズリーのパーシィとシマウマのヅィーの物語

 

‘ちょっと!蹴るのはやめてよ!‘Percyが彼の弟に言いました。

‘狭いんだもん’

’スペースがないんだからしょうがないでしょ!‘

Paulに蹴り返しました。

‘なんて不公平なの’Percyが泣き叫びました。

‘なんでペイズリー柄を描くアーティストはみんな、

僕達がみんな同じに見えても良いと思っているの?

挙句の果てギュウギュウにつめこんだりして!’ 

 

‘これは僕達の受け継いだ著名な財産だよ‘ Paulがかん高く言いました。

’ペイズリーファミリーの一員である事を誇りに思わなくては駄目だよ‘ 

’思ってるとも。でもここが我が家だと感じられたことが一度もないんだ。

僕、Emmaにこのプリントから僕を出して

外の大きい世界を見せてくれるよう頼もうと思うんだ。‘

 

’わかってたわよ。あなたには何か違う運命があるって。‘

Percyのママが言いました。

 

しばらくして、Emmaが‘70’sPaisley’を描きに来ました。

Percyは彼のシッポを高く上げて振りました。

運よくそれはEmmaの目に留まりました。

‘あら。ハローPercy’ 

‘ハロー’ Percyはひそひそ声でかえしました。

家族以外の人と初めて話した瞬間でした。

 

‘私の絵が話かけてくるなんてめったにないのよ。

なんて素敵!’Emmaは歓喜の声。

’ぼ、ぼ、ぼく。。‘Percyは言葉につまってしまいました。

’面倒をかけようだなんて思ってないんだ。

けど、僕を他のデザインに入れてくれませんか?

僕本当に新しい友達が欲しいです‘

 

‘もちろん。

私の’FT design’の中の分解されたペイズリー達と会ってみるのはどう?’

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‘結構です。。’ Percyは言いました。

 

‘じゃあ、

Orange Paisley’のペイズリーカーニバルに参加してみない?’ 

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‘結構です’とPercy。

 

‘ペイズリーはもうたくさん!

何か新しいのでお願いします!’

 

‘わかったわ。

それじゃあ私の友達Zeeを紹介するわね’ Emmaは言いました。

‘Zeeって誰?’ Percyが聞きました。

‘えっと’ Emmaが言いました。

‘Zeeは私の古くからのお友達でとても素晴らしいシマウマ。

世界各国を旅してて、

丁度次のアドベンチャーに旅立つところよ。

‘’おおおお願いします!‘Percyは言いました。

 

Bonjour’ Zeeが言いました。

‘Emma、Zeeは何て言っているの?

僕わからない、と’Percy。

‘Zeeはフランス人でも英語もしゃべるわよ’ Emma。

‘Zee,Percyのために英語でしゃべってちょうだい‘

‘Mais oui, Emma’とZee。

 

‘ハローPercy,会えてうれしいよ。

’Zeeは言いました。

‘こんにちは!’Percyが言いました。

‘あなたの毛皮、なんて素敵!その白黒に引き込まれそうです!’ 

‘有難う’Zeeが言いました。‘君もとてもクールだよ。

それに、皆と離れる決心をしたなんてとても勇敢だよ’ 

‘もちろん家族は大好きです。でもいつも夢を見ていたんです’

‘僕もだよ’Zeeは言いました。

‘僕の家族もみんな同じに見えるんだから’ 

‘ワオ!’Percyが言いました。

‘僕達、出会う運命だったんだね!’ ‘本当だね’

‘オーケーEmma,ペンのロケットを出してくれ’ Zeeが言いました。

‘もちろん!’とEmma。

‘よし行くぞ、Percy!’Zeeは言いました。

 

彼らは最初にAll EyesKhaki Squaresを通り抜け、

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B/W Giraffes,5BirdsRainbow Peopleに挨拶しに行きました。

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Percyからは笑顔が絶えず、

彼はついに自分の居場所を感じていました。

 

Percyは家族にラブレターを送りました。

皆の事がとても恋しい、

いつでも会いに行くよ、

でも自分の道を生涯の親友 Zeeと突き進みます、と。

 

 

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こうして、このプリントが出来上がったわけです。

 

いかがでしたか?

こんな風な物語が、毎シーズン表現されています。

手書きで書いた絵は

シルクスカーフ生産で随一と言われるイタリアのコモ湖地区の

工場でスカーフへと姿を変えます。

 

物語が2Dに。

そして、みなさんが身に着けてくださることで

3Dのようになっていくのです。

 

秋の訪れに、秋の装いの最初の1アイテムとして

スカーフはいかがですか?

 

あなたも、一歩、違う世界へ飛び出してみませんか?

パーシィのように。

 

エマの巡業スケジュールは

あらためてご報告します!

 

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